プロフィール
若宮 健(WAKAMIYA Takeshi)Ph.D.
東京都立大学 理学部生命科学科 動物生態学研究室 特任教員(特任研究員, 岡田グループ)
E-mail: takeshi.waka38[at]gmail.com
研究テーマ
・トゲオオハリアリの父母ゲノム対立(東京都立大)
・ニホンミツバチの地域適応に関わる遺伝的基盤(東京都立大, 東北大)
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・ゲノム編集データ解析のための基盤開発(広島大)
・ミツバチ属の分子系統とニホンミツバチの全ゲノム解析(京都産業大)
Key words; 社会性昆虫(ミツバチ、トゲオオハリアリ)、全ゲノム解析、遺伝的多様性、環境適応、保全、生物資源、バイオインフォマティクス(SNP解析, RNA-seqなど)、ゲノムインプリンティング
略歴
2012- 京都産業大学 総合生命科学部 生命資源環境学科
2016- 京都産業大学大学院 生命科学研究科 生命科学専攻(修士課程)
2018- 東北大学大学院 生命科学研究科 生態発生適応科学専攻(博士課程, 日本学術振興会特別研究員DC1)
2021- 広島大学大学院 統合生命科学研究科 ゲノム情報科学研究室 研究員
2022- 東京都立大学 理学部生命科学科 動物生態学教室 特任教員(特任研究員, 岡田グループ)
博士学位論文
Evolution of genetic diversity and local adaptation in the genus Apis
(ミツバチ属における遺伝的多様性と局所適応の進化)
指導教員; 河田雅圭教授
所属学会等
日本生態学会、日本進化学会、日本昆虫学会、日本応用動物昆虫学会、長崎県生物学会
デジタル進化生物セミナー(運営, 2022年9月〜)
受賞等
・ミツバチサミット2019 つくば市長賞
・日本進化学会 第21回大会 学生ポスター最優秀賞
・日本学生支援機構 平成29年度 特に優れた業績による返還免除(半額免除, 修士課程)
・対馬学フォーラム2017 企画賞
・対馬学フォーラム2016 研究奨励賞
・京都産業大学 第3回 総合生命科学部 生命資源環境学科卒業研究発表会 優秀賞
・京都産業大学 平成27年度 学長表彰(学業成績優秀者)
・京都産業大学 総合生命科学部 平成27年度 学業奨励賞
・京都産業大学 総合生命科学部 平成26年度 学業奨励賞
外部資金
・日本学術振興会 特別研究員奨励費 (DC1) 「ゲノム情報を基盤としたニホンミツバチの遺伝的多様性とその形成要因の解明」
・平成29年度対馬市学術研究等奨励事業補助金 「対馬島に分布するニホンミツバチの系統および病原体の浸潤状況に関する研究
・文部科学省 トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 第5期 派遣留学生(平成28年度 官民協働海外留学支援制度)
論文
Yoshida N, Morinaga S, Wakamiya T, Ishii Y, Kubota S, Hikosaka K. Does selection occur at the intermediate zone of two insufficiently isolated populations? A whole-genome analysis along an altitudinal gradient. Journal of Plant Research. 1-17. 2022.
Yokoi K, Wakamiya T, Bono H. Meta-analysis of the public RNA-Seq data of the Western honeybee Apis mellifera to construct reference transcriptome data. Insects. 13(10), 931. 2022.
奥山永・松尾祐弥・新村友理・若宮健・高橋純一. 対馬島のニホンミツバチにおける遺伝的固有性とアカリンダニの寄生率. 長崎県生物学会誌. 2019. 84: 20–23.
Yokoi K, Uchiyama H, Wakamiya T, Yoshiyama M, Takahashi J, Nomura T, Furukawa T, Yajima S, Kimura K. The draft genome sequence of the Japanese honey bee, Apis cerana japonica (Hymenoptera: Apidae). European Journal of Entomology. 115: 650–657. 2018.
高橋純一・若宮健・奥山永. 在来種ニホンミツバチApis cerana japonicaのミトコンドリア全ゲノム配列の比較. 京都産業大学先端科学技術研究所所報. 2017. (16), 21-29.
若宮健. ニホンミツバチの働き蜂によるアレチヌスビトハギへの訪花. 日本養蜂学会誌. 2017. 1:39.
Takahashi J, Rai J, Wakamiya T, Okuyama H. Characterization of the complete mitochondrial genome of the giant black Himalayan honeybee (Apis laboriosa) from Nepal. Conservation Genetics Resources. DOI 10.1007/s12686-017-0765-6. 2017.
Okuyama H, Wakamiya T, Fujiwara A, Washitani I, Takahashi J. Complete mitochondrial genome of the honeybee Apis cerana native to two remote islands in Japan. Conservation Genetics Resources. DOI 10.1007/s12686-017-0721-5. 2017.
Wakamiya T, Tingek S, Okuyama H, Kiyoshi T, Takahashi J. The complete mitochondrial genome of the cavity-nesting honeybee, Apis koschevnikovi (Insecta: Hymenoptera: Apidae). Mitochondrial DNA Part B: Resources. VOL. 2, NO. 1, 24-25. 2017.
若宮健・吉岡優奈・清拓哉・高橋純一. 対馬に生息するニホンミツバチ(Apis cerana japonica Radoszkowski)のミトコンドリアゲノムに見られた遺伝的変異. 長崎県生物学会誌. 2016. 78: 7–14.
Takahashi J, Nishimoto M, Wakamiya T, Takahashi M, Kiyoshi T, Tsuchida K, Nomura T. Complete mitochondrial genome of the Japanese bumblebee, Bombus hypocrita sapporensis (Insecta: Hymenoptera: Apidae). Mitochondrial DNA Part B: Resources. VOL. 1, NO. 1, 224–225. 2016.
Takahashi J, Wakamiya T, Kiyoshi T, Uchiyama H, Yajima S, Kimura K, Nomura T. The complete mitochondrial genome of the Japanese honeybee, Apis cerana japonica (Insecta: Hymenoptera: Apidae). Mitochondrial DNA Part B: Resources. VOL. 1, NO. 1, 156-157. 2016.
学会発表
岡田泰和・若宮健・藤井健太・藤岡春菜. 全コロニートランスクリプトームによるアリの分業メカニズムの分子生理基盤解析. 口頭発表. 日本動物学会第93回早稲田大会. 東京都新宿区. 2022.9.8-10.
若宮健・田村桃歌・丸山真一朗・岡田泰和・河田雅圭. ニホンミツバチのゲノム多様性および関連する表現型形質の探索. 一般シンポジウムS2 「全ゲノム情報で紐解く非モデル生物研究」・口頭発表. 日本進化学会第24回大会. 沼津市, 三島市. 2022.8.4-7.
田村桃歌・若宮健・丸山真一朗・河田雅圭. ニホンミツバチにおけるShaker遺伝子型の違いが活動量と胸部体温に与える影響. ポスター. 日本生態学会第69回大会. オンライン. 2022.3.14-19.
吉田直史・森長真一・若宮健・石井悠・久保田渉誠・彦坂幸毅. F2個体の形質値分布から見るハクサンハタザオの標高間変異. ポスター. 日本生態学会第69回大会. オンライン. 2022.3.14-19.
若宮健. 全ゲノムリシーケンス解析によるニホンミツバチの地域適応の評価. 口頭発表. NIG-JOINT 昆虫におけるNGSおよびゲノムデータベース利用によるデータ解析. オンライン. 2022.2.21-22.
吉田直史・森長真一・若宮健・石井悠・久保田渉誠・彦坂幸毅. F2個体の形質値分布から見るハクサンハタザオArabidopsis halleriの標高間変異. 口頭発表. 東北植物学会第11回大会. 福島市. 2021.12.11-12.
若宮健・河田雅圭. ニホンミツバチの地域適応に関する進化ゲノミクス解析. ワークショップ「虫の会まじめ版8:昆虫を軸とした異分野融合・異分野交流」・口頭発表. 第44回日本分子生物学会年会. 横浜市. 2021.12.1-3.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. 集団ゲノミクスによるニホンミツバチの遺伝構造と地域適応の評価. ポスター. 日本生態学会第68回大会. オンライン開催. 2021.3.17-21.
吉田直史・森長真一・若宮健・石井悠・久保田渉誠・彦坂幸毅. ハクサンハタザオの標高適応解析:中間標高帯における選択が適応分化に影響するか?. ポスター. 第52回種生物学シンポジウム. オンライン. 2020.12.4-6.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・大野ゆかり・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ニホンミツバチの地域適応に関するゲノム基盤の解明. ポスター. 日本応用動物昆虫学会第64回大会. 名古屋市. 2020.3.15-17. *みなし開催.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ニホンミツバチの地域適応に関わる候補遺伝子の検出. ポスター. 日本生態学会第67回大会. 名古屋市. 2020.3.4-8. *新型コロナウイルスの関係で大会中止.
吉田直史・若宮健・鳥居怜平・小口理一・石井悠・久保田渉誠・森長真一・花田耕介・彦坂幸毅. ハクサンハタザオの標高適応解析-機能遺伝子の観点から. ポスター. 日本生態学会第67回大会. 名古屋市. 2020.3.4-8. *新型コロナウイルスの関係で大会中止.
吉田直史・若宮健・鳥居怜平・小口理一・石井悠・久保田渉誠・森長真一・花田耕介・河田雅圭・彦坂幸毅. 標高間変異は中間標高において中間的であるか否か:ハクサンハタザオの全ゲノム解析から. ポスター. 東北植物学会第9回大会. 秋田市. 2019.12.14-15.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ニホンミツバチにみられる地域間の遺伝的分化. ポスター. ミツバチサミット2019. つくば市. 2019.12.13-15.
吉田直史・若宮健・鳥居怜平・小口理一・石井悠・藤井伸治・久保田渉誠・森長真一・花田耕介・河田雅圭・彦坂幸毅. ハクサンハタザオの標高適応解析―機能遺伝子の観点から. ポスター. 日本植物学会第83回大会. 仙台市. 2019.9.15-17.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ゲノム情報を基盤としたニホンミツバチの遺伝構造と環境適応の評価. ポスター. 日本昆虫学会第79回大会. 弘前市. 2019.9.14-16.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ニホンミツバチの局所適応に関わる遺伝的基盤の推定. ポスター. 日本進化学会第21回大会. 札幌市. 2019.8.7-10.
Yokoi K, Uchiyama H, Wakamiya T, Yoshiyama M, Takahashi J, Nomura T, Furukawa T, Yajima S, Ogihara M, Kimura K. The draft genome sequence of Japanese honey bee. Poster. Eighth International Symposium on Molecular Insect Science. Sitges, Spain. 2019.7.7-10.
吉田直史・若宮健・鳥居怜平・小口理一・石井悠・藤井伸治・久保田渉誠・森長真一・花田耕介・河田雅圭・彦坂幸毅. 標高間変異における選択と遺伝子流動の影響力の評価:ハクサンハタザオの全ゲノムから. ポスター. 日本生態学会第66回大会. 神戸市. 2019.3.15-19.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ニホンミツバチの環境適応に関わる候補遺伝子の探索. ポスター. 日本生態学会第66回大会. 神戸市. 2019.3.15-19.
横井翔・内山博允・若宮健・芳山三喜雄・高橋純一・野村哲郎・古川力・矢島俊介・木村澄. ニホンミツバチのドラフトゲノム. ポスター. 生物資源ゲノム解析拠点 研究報告会. 東京都世田谷区. 2019.2.15.
若宮健・上岡駿宏・石井悠・高橋純一・前田太郎・河田雅圭. ニホンミツバチの全ゲノム配列を用いた遺伝的分化と環境適応の検出. ポスター. 日本進化学会第20回大会. 東京都目黒区. 2018.8.22-25.
若宮健. バイオインフォマティクスの学び方 -ミツバチのゲノム情報の解析を例に-. 口頭発表(招待講演). ROIS-DS-JOINT共同研究集会「昆虫のゲノムデータベースとそれを活用したデータ解析II」. 柏市. 2018.8.9-10.
若宮健・松尾祐弥・奥山永・高橋純一. ニホンミツバチのミトコンドリアゲノムの構造および遺伝的多様性について. 口頭発表. 関西昆虫学研究会2017年度大会. 大阪市. 2017.12.16.
若宮健・奥山永・高橋純一. 大規模遺伝情報に基づく対馬島のニホンミツバチの系統学的位置の推定. ポスター. 対馬学フォーラム2017. 対馬市. 2017.12.9-10.
若宮健・高橋純一. ミツバチは世界に何種類いるか?:ミトコンドリアDNAの全長解析による系統解析からのアプローチ. ポスター. ミツバチサミット2017. つくば市. 2017.11.11-12.
若宮健・奥山永・清拓哉・高橋純一. ミトコンドリア全ゲノム配列に基づくアジア産ミツバチの分子系統解析. ポスター. 日本昆虫学会第77回大会. 松山市. 2017.9.2-4.
横井翔・内山博允・若宮健・高橋純一・芳山三喜雄・古川力・野村哲郎・矢島俊介・木村澄. ショートリード、合成ロングリード、一分子ロングリードシーケンスを使ったニホンミツバチの全ゲノム配列の決定と免疫関連遺伝子解析. ポスター. 日本進化学会第19回大会. 京都市. 2017.8.24-26.
若宮健. アジア産ミツバチのゲノム情報に関する研究. ポスター. 第1回ミツバチ産業科学研究会. 京都市. 2017.2.4.
若宮健・奥山永・高橋純一. 東アジアに分布するトウヨウミツバチの系統地理学的解析. 口頭発表. 日本昆虫学会近畿支部第53回大会. 大阪市. 2016.12.17.
若宮健・奥山永・高橋純一. 世界レベルでみた対馬島のニホンミツバチの固有性と個体群の移入について. ポスター. 対馬学フォーラム. 対馬市. 2016.12.11.
若宮健. 東アジアに分布するトウヨウミツバチの遺伝的多様性と系統地理学的解析. ポスター. 生物群系統地理ワークショップ. 京都市. 2016.10.29-30.
若宮健・吉岡優奈・清拓哉・内山博允・矢島俊介・門脇辰彦・木村澄・高橋純一. アジアに分布するトウヨウミツバチの遺伝的多様性と系統地理学的解析. ポスター. 第76回日本昆虫学会・第60回日本応用動物昆虫学会合同大会. 堺市. 2016.3.26-29.
若宮健・吉岡優奈・高橋純一. 対馬のミツバチ -DNAからわかったこと-. ポスター. 対馬学フォーラム. 対馬市. 2015.12.14.
査読経験
DNA Research (1件)
種生物学会誌和文誌(1件)
その他
ゲノム情報で探る在来種ミツバチの進化. 日本進化学会ニュースvol.20 No.3(日本進化学会第21回大会 学生ポスター賞 最優秀賞 受賞記)
ミツバチの減少要因と利用可能性の探索. 『留学大図鑑』の海外留学体験記(トビタテ!留学JAPAN)
#11【社会性昆虫の話】ゲスト「ハチを8年間研究する男」. 耕せ!社会人!TAGASHAKAラジオ!(株式会社舞台ファーム, 仙台コミュニティFMラジオ3)のゲスト出演.